乳房検診は、全ての女性が注意すべきことです。なぜなら、乳がんが初期段階で発見された場合、他の臓器への転移を防ぎ、がんの部分だけを取り除く治療を行うことができ、完治する可能性がありますから。

 

自分で行う乳がん検診の簡単な3つの方法は以下の通りです

方法1 シャワー中に検診

次のように行います

• 手のひらを乳房に平らに置く
• 指を優しく動かして、乳房の各部分を一つずつ確認
  

方法2 鏡の前で検診

次のように行います

• 直立し、手を体に添えて、腕を頭上に上げて両側の乳房の状態を観察
  
• 手を腰にあて、強く腰を押しつけて筋肉が緊張せずに縮まらないようにし、異常な特徴を確認する

方法3 寝て行う検診

次のように行います

• 平らに寝て、片方の手を頭の下に置き、もう片方の手で乳房の各部分を丁寧に一つずつ検診
  
• 乳房の最外部と上部から始め、乳房の周りを円を描くようにして、手を動かしながら徐々に内側の狭い範囲に向かって全ての部分を確認
  
• 親指と人差し指を使って乳首を優しく絞り、異常な分泌物の有無を確認
  

医師を受診すべき警告サイン

自分で乳房検診をして以下のような異常が見つかった場合は、すぐに医師の診察を受けるべきです

• 異常なしこりや硬さ
• 乳首の異常な引き込み
• 乳首から血液やリンパ液が出る
• 乳房のサイズや形状が異常

乳がんは、特に40歳以上の女性や、子供がいない女性、子供を遅く産んだ女性、家族に乳がんの既往歴がある女性に多くみられますが、全ての女性が油断せず、定期的に自己検診を行うべきです。